■御前の限定解除への道のり(?)日記■
ここは受かるか受からないか、それは物凄く微妙
ここまでして受からなかったら恥かしいけれど
憧れのバイクに乗りたい
三十路を前に2回、検定チャンスを決意
やらずの後悔は絶対にしないぞ! の言葉を胸に、教習所でバイクに跨る御前の教習所日記です
しかし、これからマジで限定解除を目論んでいらっしゃる方には
おそらく何も役に立たないであろう呟きですので
ここに書かれている技術等を真似したりするのは止めてくださいね(^^;)
| 2004年 6月7日 曇り 教習所に行ってきました(^^*)/ 先週中に必要書類を提出した後、卒業検査用の写真を取り、適性検査(若い受講生、多いなぁ…と思いつつ、そんな中では私、オバさんです^^;)。 で、この適性検査が教習1時間目なので(全くといっていいほど教室もテストも変ってなかったわ、教官の「始め!」「終り!」が懐かしくて思わずほくそえむ私^^*)先週中に入校手続きを済ませ、適正テストを受けていたので学校に着くなり、第一段階の1時間目ですよ(^^;) しかしその前に先週受けた適性検査の結果を受け取りました。 人間成長するものらしい(?)です、本質的な所は変わらないけれど、適正率80%だそうです。 ちなみに小型の時は50%、中免の時は70%でした。 そして適正回答欄に「心を広くもちましょう」とだけ書かれていたのは変りませんが…。 さて、今回の大型免許取得間での教習内容ですが、学科は免除以外を往復することになりました。 一段階は最短で5時間。 二段階は最短で7時間の計12時間。 最後に卒業検定があるそうです。 適性検査後すぐに実技の予約に向かったのですが、さすがに学生達は夏休み前ということで今月は選び放題でした。 これが大学生の休みとバッティングすると1週間全て埋まっていてもおかしくないんです。 7月には大型免許交付! を目指し頑張って行きたいですね(どうでしょうか^^;)。 そして夢への一段階1時間目開始。 本日の天候 曇り 一段階 1時間目 さぁいよいよ実技1時間目の日がやってまいりました。 しかしワクワクと言うより正直、不安がいっぱい(^^;) 先日、ちゃんと母にも告げました。 「母、私に2回だけチャンスをくれ、落ちたら中免で我慢するから」 と、母は何も答えてくれませなんだが、それはOKってことでいいんだよね? そして1時間目なわけですがなんだろう、あの時の超不遜な態度はどこへ? って感じです。 教習所は教習を受ける為に教習名簿等を提出します。 やり方をすっかり忘れてしまった為受付で再度聞いてみました。 優しい事務員のお姉様は、 『初回は教習名簿の中に教習手帳を挟み、さらに予約したカードを挟んで、自分が受けるBOXにいれるのです』 と、仰った後、 『2回目以降は、教習手帳は挟まずにBOXにいれておけばよろしいのです』 と身振り手振りつきのご説明。 私もはにかみ気味の笑顔でありがとうと伝えると、いわれたことを実行。 ああ、することなすこと懐かしい… 教習名簿を『大型一段階』のBOXに提出して教習を待つ私。 数分後、名前を呼ばれました。 そこには湘爆よろしくな、ジ●ントルメン教官が! (^^;) あっ! センセイ、お久しぶりですぅ〜。 小型・中免の時はどーもです〜 先生のお陰で私一度も事故ってませんよ〜 立ちゴケもしてないし〜 が、ご挨拶。 教官も「お前は戻ってくると思ったよ(^^*)」と、紳士な笑顔(どう見てもそうは見えないけど、この先生はそれでも笑っているです^^;)で約12年ぶりの再会。 このジ●ントルメンな教官は、小中免許の時に大変の世話になったF教官でした。 ここに来る前、12年前に書いていた中免獲得日記を読み返し、必要な手袋、長袖、長ズボン、靴下、コンタクトor眼鏡をチェックして来たんだけど、どうも何か忘れ物をしたような気がしていましたが。 忘れ物あり! ガーン!! 私のバイクマストアイテム!! フルグローブ!! 車とちょいのりバイク用のであれば車の中にあるんですがそれだと指を全部保護してくれないので、仕方なく、先生のご好意に甘え、先生のをお借りして教習1時間目開始。 始めに駐車場の説明。 教習の流れを説明された後、教習名簿の提出方法、手荷物の棚の説明。 ヘルメットの説明(私は自分のを使用します)、段階ごとのベストの説明が終った後、いよいよバイクの所に行く事に。 緊張してます、私。 乗れるのかなぁ? なんて思ってます。 そしたらF教官、気遣ってくれたのか「大型は一発で上手くなろうなんて思わずにゆっくり構えることが大事だよ」なんていってくれました。 教官自体、女性の大型教習をするのは実に2年半ぶりらしく、その希少性、その難しさを説明してくれました。 女性が大型二輪を取得すること事態、この田舎では珍しいことなんだと。 できないことが恥ずかしいことではなく、できるよう努力することが何よりも大事。 そう、やらずの後悔はしたくないからここに来た私。 ここでビビっている場合ではないのよ! 気合を入れなおし、教官の顔を見る。 でもその笑顔は「ジ●ントルメン」、不安な時はけっこう怖いです(^^;) 大型教習に使用しているバイクは『ハーレー』か『HONDA CB750』。 そして、私はHONDAをチョイスさせてもらい、指定された場所にバイクをひいて行ったのですが、さすがに大型だけあり重い!!! 重たいよぉ〜〜!!!! (↑あたり前^^;) 腰を入れ、マジで押して行く感じ。 何よりもハンドルが妙に広く感じたわ。 大型のバイクを引くのは実はこれで3回目だったりします。 友達のバイクを移動したりするのに手伝ったりしてたんですがね…流石にひとりだと重いですね(^^;) 次にセンタースタンドの立て方で、梃の原理でスタンドが立つ事を忘れていた私は、思いっきり引き上げようなんてしてしまいました(お約束でしょう、これは^^;)。 だって、ZZR400はそれで立つし…サイドスタンドじゃないバイクだってあるし… 教官、愛の激 一発!! バカなアタシ、750の巨魁もとい、巨体がそれで立つワケが無いし(T-T) 教官に「圧死するぞ!」と怒られ、最初から凹む私。 過去をさかのぼる様にもう一度教えてもらい、なんとか「ふんっ!!」の掛け声つきで成功(^^;) さて次に乗る時の方法。 しかしここでもミス! 癖でサイドスタンドをしたまま乗ってしまいましたよ私。 そこで激 二発目!! 「バカもん! 一応女性であるのだからそんなヤンキー乗りすんな、ぼけ!!」 キョウカン、見事な馬事雑言ですよ、私泣きますよ(^^;) (↑教官はそれぐらいで私が泣かない奴だと知っての狼藉なので言の葉の細かな部分は気にしておらず^^;) そして教官自ら紳士的な(もといお約束な)バイクスタイルを実演。 しかし私は一応淑女のはずなんだけどね(^^;) 1. ハンドルをまっすぐにする。 2. バイクを立て、サイドスタンドをはらう。 3. またがる(右足は後ろブレーキをかけておく)。 4. ミラーを合わせる。 5. クラッチを切ってエンジンをかける。 6. 1速に入れる。 7. 後方を確認後スタート。 降りる場合、 1. ニュートラルにする。 2. エンジンを切る。 3. 後方を確認する。 4. 降りる。 5. サイドスタンドを出す。 6. ハンドルを左に切る。 …そんな基本、すっかり忘れてまして(^^;) 我流になりすぎ、怠惰でスレた私のバイク操舵。 よく今まで事故らなかったものだわ、マジで(^^;) で、いよいよ動かすのですが、外周を数周回った後、一旦バイクを降り、コースの説明を受けました。 長い直線では3速まで入れ、ポンピングを二度行い(1回目で半分程度まで速度を落し、2回目で20km/h以内にする) 短い直線では2速まで入れ、1回で20km/h以内にして曲がって行くとの事でした。 う〜ん、乗れた、乗れたがそれが私にできるのだろうか? 私、頑張らなければなりませんよ(←あたり前^^;) そしてもう一度バイクを進めました。 外周をグルグル回る事6周。 加減速に慣れたようなのでと次にスラロームの練習…って、早いよ教官! 私にはまだ無理だよ!! と、心の中で念じても無理。 教官のバイク操作を見ていると絶対に無理だよそれな間隔に見えていたのに、いざTRYしてみると案外できた。 ビックりだよ、私(^^*) 最後に平均台。 こちらも進入口がカーブになっていて難しそうでしたが1、2回目に落ちただけで、思ったより簡単に通過してしまいました。 バイク自身にパワーがあるので、体制を立て直しやすいのかもしれません。 こうして教官に曰く「お遊戯の1時間」は終了。 終わってメットを外すと、滝のような大汗。 そうしてやらずの後悔1日目が終わっていきました。 一段階1時間目は、結構悪い癖を出したにも拘らず、判をついていただけましたvv 一段階 2時間目 本日のお天気 晴天 晴れ渡る空、おお! 雨だと思っていたので喜び舞う御前。 颯爽とGジャンを着込み、教習名簿に教習券を一枚挟みBOXに入れて呼ばれるのを待つ。 そこにジ●ントルメンな教官登場。 「●●君、今日はスラローム&一本橋の集中攻撃だ、心してフィールドにきたまえ」 …やっぱりそのちょび髭、笑えますよ教官。 内心そう思いながらもフィールドに向かう私。 この際だ、卒業の時に聞いてみよう。 「教官、やっぱりジ●ントルメン、目指してるんですか?」 ※湘●爆走族参照 それから、1日目にしたことを反芻しつつ、スラロームと一本橋の練習。 外周を一周回ってから「女は度胸じゃけん」、心でそう呟きいざ、突入。 し か し ! 平均台でそれは起きた。 「わたすぃ(私)… にいるぐりっぷあまい、 ぶぁいく…重い、 倒れる、倒れる、 倒れるぅぅぅ〜(T-T)/」 ゴテッ! 教官、愛の激三発目! 「こぉらぁーー! 真っ直ぐまえ見てろぉ! 下見るとスッ転ぶぞ、この恥かしがり屋!! 恥らってもお前が三十路前なのは変らんぞぉ!!」 ………(^^;) 涙を浮かべるヒマなし。 ええ、私は淑女で三十路前で御座います。 しかし卑屈になった私に教官のその後のフォローは的確でした。 「遠くを見てクラッチは半クラッチのまま、こまめにアクセルをまわすことで安定するんだ! 忘れたかの!!」 せっかくのフォロー。 「よし、女は度胸じゃけん!! でりゃぁ!!」 と、掛け声付きでやってみた。 でもなかなか安定しない、それはアタイのニーグリップがあまいからなの……(^^;) 私はこれでもかってほど膝は閉めているつもり。 でも実際は全然あまく、バランスを崩す時には必ず膝がタンクから外れている事が自分でも分かるほど。 それでも本当に膝を閉めているつもり(^^;) 結果、平均台で大事な一時間の教習時間を20分もロスしました、トホホ。 しかし、20分もやっているうちにどうにか安定しはじめたので、スラロームへ。 し か し ! 先ほどの平均台で私の内転筋群はすでにヘタレており、バイクを支えるに支障をきたしており、パイロンに突っ込みまくり…… し か も ! パイロンのサイドへ中心部へ ドンッ! ドンッ! ドドンッ!! 教官呆れて愛の激が飛ばない。 だ め だ 、 ア タ シ 。 今日の単位は落としたね……~(-"-;) 教官の眼差しが生暖かいものに変っているではないか? ん? 一応冷静に振舞って再チャレンジ。 しかし内心は、 中免の時にはそれほど苦にならなかったのに、バイクが大きいのに拍車をかけるように馬力があるために、思った以上に立上りが速いよぉぉ<(>_<)> そんなことを考えている間に次のパイロンにドン! ア タ シ っ て ・ ・ ・ 。 パイロンをもはや愛しているとしか思えないほどの 今思えばジムカーナの練習中も、パイロンを散々巻きこみ 1本400円はするパイロンをちぎっては投げちぎっては投げ… もう何度目だか忘れた「女は度胸じゃき!!」で、パワーのでないよう控え目にしてやってみるとなんとか通過。 「できたぁ〜〜!(T-T)~」 で も 喜 ぶ の は 速 い 。 言われていた姿勢とは全く違う姿勢でクリアしてしまった。 冷たく突き刺さるようなジ●ントルメン教官の眼差し! 本当はリーンアウトするのが正解なのにアタシはリーンウィズだよ、どーしよう!?! もはや愛の激も飛ばないほど呆れている教官。 さらにまたもニーグリップがあまいらしく、 「スカートでバイクに乗るなよ、パンツ丸み見えになるぞ!」 って、別の意味で御尤も、大変適切なアドバイス。 これが男性(紳士)だと 「P〜が見えてんぞ! こらッ!!」 と、的確なアドバイずをしてもらえるんだろうな、などと考えてしまうほどの余裕が脳内にはあるかのように思えるが、違う、断じて違う! 頭がパニックになってるだけでどーでもいいことを考えて現実逃避してるだけ……。 教官はすでに私のキャパシティを超えた訓練にこれはいかんと、スラロームをやめて姿勢を理解する為に、コース外で二人並んでリーンアウトの練習。 「腰の贅肉がムニュゥってなるのが当然に、極端にやるのがポイントだから」 の、アドバイス。 後は板を膝とタンクの間に挟んで練習。 そして再チャレンジ。 教習時間残り15分! 何とか形はできるようになりました(T-T)~ 残り10分で一本橋にチャレンジ。 でもこれは本当にトルクがあるからかこまめにまわす事で安定。 速すぎる時はフットブレーキで調整する事が大切だし、 ニーグリップは膝が痛い程やって当たり前。 結果、今日の教習終了。 こんなにドキドキしながら教官を見つめたのは初めてではないだろうか? アタシ。 勿論、今日のこの参上で判をもらえるとは思っていないので、思い切り歯を食いしばってみた。 ジ●ントルメンな教官はうんうんと頷いて「今日のバイクショウはどっち?」ぐらい言ってもいいぞと笑った後、 「● ● 、 お 前 の バ イ ク 人 生 初 の 補 習 決 定」 と、満面の笑顔で仰ったのであります。 あ〜… やっぱ補習かぁ… しかし、負けるものか! 次こそ大腿の内転筋群を鍛えてチャレンジだ!! 教官、本日のお言葉 スラローム時のニーグリップは基本中の基本。 アクセルワークは ちなみに男にはもっと違うアダルトな言葉で説明してるから(ポッ)。 って、教官、年取ったせいでしょうか? 大分ヲヤヂ発言入ってますね(^^;) 補習1に続く(←ヤケクソ) 一段階 2時間目 補習1時間 本日のお天気 晴天 さて本日バイク人生初の補習! 朝イチ教習で御座います。 昨日小松の那谷寺でちょっと足腰を使っただけなのに何故かしら? 右の太もものあたりが痛い。 もしかしてまた筋肉痛? たしかにあの寺の界隈の急斜面にある崖(仙人鏡だったかな??)には登ったが、階段ついてたし、そんなに足腰を使った気はしてなかったんだけど(^^;) でも、この痛さはおかしい。 今日もニーグリップに泣かされるだろうと思いつつ、いつものBOXへ書類を入れて。 待つこと1分。 ジ●ントルメン教官「おっはー!」で登場。 ふ、古すぎる……(^^;) 何はともあれ朝からいつもの調子でCBちゃんで慣らしの外周ラン3周を済ませ、そのままスラロームポイントへ。 そこに教官、愛の開口一番。 「さて、今日は万全に期して初補習を乗り切るぞ。 教官、それセクハラだし。 アタシの出で立ちはジーンズだし(^^;) と言ってもしょうがないだろうということで、スラローム開始。 筋肉痛は痛いけど何とか順調にスラロームをクリアしているじゃないアタシ! そして何故? アタシの脳内に鳴り響くあのメロディ いつのことだか 思い出してごらん あんなことこんなこと あったでしょう 地雷を踏んだこと 爆発したこと いつになっても 忘れない 誰のせいだろう 思い出してごらん あんなことこんなこと あったでしょう 手足がもげたこと はらわた飛び出たこと たとえ死んでも 忘れない 骨になっても 忘れない こ、これは!! 提供 by Count 3 and Throw のあの曲!! (この歌は使用料を支払わねばなりませんね。そして笑える人には笑える、身内ネタでごめんなさい^^;) ヤヴァイ! 何でこの曲が!! 笑っちゃう! 笑ってしまう!! 歌ってしまう! 歌ってしまいそう!! でもそしたら、ああ! パイロンが!! ゴテッ! 教官、愛の激四発目! 「馬鹿もん! たとえふくよかなお前でも三十路前でも顔は女の命だぞ!! どんな状態でも死守しろ!!!」 教官、それ違います。 確か私は三十路前だしふくよかだけど、髪は女の命です。 そして私はパイロンに選ばれた女なのかもしれないと実感。 後はといえば、 一段階 2時間目 本日のお天気 晴天 …の、リピート お手数ですがお手元のマウスで 一段階 2時間目 本日のお天気 晴天に戻り 「スラローム」から今一度お読みなおし下さい 上手くできたのは1時間目のときだけじゃないだろうか、私。 ………あっという間の補習1時間。 パイロンに選ばれた 勿論、今日のこの参上で判をもらえるとは思っていないので、思い切り歯を食いしばってみた。 ジ●ントルメンな教官はうんうんと頷いてまたしても「今日のバイクショウはどっち?」ぐらい言ってもいいぞと笑った後、 「● ● 、 お 前 の バ イ ク 人 生 2 度 目 の 補 習 決 定」 と、満面の笑顔で仰ったのであります。 ニーグリップなんて大嫌い……(T-T)~ 何となく、前途多難などではなく、既に前途多難だわ(T-T) 悔し紛れの一言が一層自分の不甲斐なさを引き立たせました、ああ。 パイロン、弁償しなくていいんだろうか。 一段階 2時間目 補習2時間 本日のお天気 晴天 補習2時間目突入。 凹みもあるが、何よりも今日は得たものが大きかった。 全ての基本に戻っていくような日。 こんな日もあるのだ。 補習が始まって1時間目、今日はジ●ントルメンなF教官ではなくて、こう、ストイックに生きてますを地でいっているようなD教官。 昔、1度だけ見てもらったような記憶がある。 バイクに跨る人間を真摯に見る教官で、小娘の私でも共感が持てた教官。 今日はバイクに跨る前のことからはじまりました。 丁寧に、そして何も言わず、黙って私の走りを見ている教官。 私は今ある生一杯を、出し切りました。 そして終了間際に手招きされて、教官の元に行くと、 教 「●●、お前の手、グローブ外して見せてみろ」 御 「は? あ、はい」 慌ててグローブを外して教官に見せる。 教官は人目もはばからず、私の手を握って、その掌の硬さを見てる。 教 「お前、よく車に乗るか? しかも四駆かFR」 御 「はい、どちらも乗ってますし、車なしは考えられないほど」 教 「グローブは? シフトはどの車もメタルか?」 御 「はい、グローブはマジのときだけ、シフトはフルメタルです」 教 「ステアリングは?」 御 「純正の皮ですけど…もう一台はM●M●です」 教 「答えをいうならだな、車に乗る時もバイクに乗る時も、肩の力は抜きなさい」 御 「……?」 教 「補習終了だ、明日から第一段階の3時間目にいける実力を認める。だが俺の手を見てみろ」 教官の掌を見つめる私。 教 「お前と違って肉刺なんてないだろう」 いわれて私の掌と比較する。 たしかに教官の掌には肉刺なんてない。 教 「そこなんだよ、お前はバイクに乗る時も車に乗る時も、自然に乗れていない」 御 「あ!」 思い出したことがある。 以前FFに乗っていた時は手に肉刺なんてできなかったのが、FRやRR、RVに乗るようになって掌に肉刺ができるようになってきていたの。 特に青い奴、あいつに乗る時はグローブが手放せない状態で、掌には肉刺ができてきて。 私は力でねじ伏せて、こじるように走るんだって思っていたけれど、それ以上は深く考えなかった。 突き詰めれば、自ずと今までの自分が振り返れる。 近頃のアタシは車もバイクも、自然に乗れていなかったんだ。 いつだってどこか力んでいて、溢れるパワーをねじ伏せることで得てきたテクニックだったということ。 教 「車でもバイクでも、その動作に委ねた、スローかつ速い動作、そして車とバイクを信じ走らせれば走らせるほど恐怖が生まれ、それでもその時になってようやく得られるものがあるんだ」 御 「…もっと自分を信じろということですか?」 私は私なりに教官のいっている言葉の意味を汲もうと必死だったと思う。 気が付けばそんなことを言ってました。 力が抜けないのは何でだろう? 車もバイクも、命を乗せて走るものなのに。 それを考えれば、自ずと答えは湧き上がる。 私は乗りたいという思いを前にしながらも、私に乗れるのかなんて思っていて。 好きという愛着はあるけど、いつも不安で一杯だった。 怖かった。 でもその怖さを乗り越えなければ、得られないものがある。 この1時間の間に、私の心の中で何かが動き出した。 大丈夫、限定解除、私なら。 そう思うことで力込んでいるのではなく、四肢をみたす様な、それでいてゆっくりと、確信みたいなものに変る。 天候 曇りのち雨 一段階 3時間目 今日はジ●ントルメンな教官の指定で何故だか服装がスカートだったりする私。 一つだけ持っているロングのフレアスカートを穿いて下にはこれまたロングのスパッツなんていう、この蒸し暑い日に、大変暑苦しい格好でバイクをお迎えに。 ジ●ントルメンな教官、一言。 「今日はCBじゃなくてハーレーにしよう(ニヤリ)」 はあ、アタイは構いませんがね。 そして始まりました一段階3時間目。 ウォーミングアップで外周を3周してこいといわれたので、言われたとおりにバイクに跨り、いざ出発! 初ハーレー! うわっ! 大きいよ!! でも、これCBよりも断然楽かもっ!! 思わず浮かれる私。 実は先日、 「何でかスカートを穿いてバイクに乗ることになったんですよ、でも私、スカート穿いてなんてバイクに乗ったことがないので…」 と、ある女性ライダーさんにお話をうかがったところ、ちゃんとコツがあるということで、それを教えていただき、即実行してました。 お尻の下にスカートのヒラヒラを仕舞い込み、ニーグリップをしっかりと。 女性ライダーさんに言われた言葉を忠実に再現している私。 し か し ! 1周目は楽に感じるほど良かったのに、2周目からが、たった3周の外周が、やたら長く感じる。 そう、私のスラロームに継ぐ大の苦手。 ここでも、 ニ ー グ リ ッ プ ! このスタイルを維持するとやたらニーグリップが厳しい状態に(^^;) 太もも痛い〜!! ケツもスカート挟んでるから安定しなくて妙に緊張してるせいでキッツぅ~(T-T)Oo 私の太いだけで貧弱な内転筋群・大臀筋(まずもってほぼ脂肪しかないだろう達^^;)が悲鳴を上げる。 インカムを通して管制室にいるジ●ントルメンな教官の笑い声。 く、悔しいじゃん、アタイ!! 負けるもんか!! 見せます、女の意地を!! なんとか3周が終り、教官の元にたどり着いた私は、息も切れ切れ。 ゼー ゼー ゼー ゼェー 笑う教官が一言。 「お前みたいなのがスカートを穿いてバイクに乗ると危険だからな、やめておけよ」 ああ、さいでっか。 さいでんなぁ、その通りですえぇ(-_-;)ゼーゼーゼーゼェー せっかくの初ハーレー、なんだか切ない思い出が残りました。 そして極めつけ、今日は蒸し暑いんっだな(^^;) 教官曰く、今日の気温は34度。 その上バイクの直熱で私の周りは40度を超えているはず。 も、汗だく。 家に帰ったら体重計に乗ってみよう… 少しは減ってるかもしれないし。 さて、そんな状態でも教習は続きます。 本日の教習内容はスラロームのおさらい(またですか!!^^;)と平均台のおさらい。 新たにクランクとS字の練習が加えられました。 前回の補習の時に言われた、バイクの性能信じて身体の力を抜くことと、姿勢、ニーグリップに気をつけてやってみると思った以上にサクサクとクリア。 スカートを穿いていることを忘れそうになりながらも(^^;) 一度だけ、スカートを巻き込んだか?! と、バイクを止めて教官に怒られましたが(巻き込んでないし、止め方が危なかったので^^;)、後は本当にリラックスしてバイクに乗れました。 その後、私にしては20分も時間が残っているので、8の字の練習をすることに。 おお〜! 無限大じゃないかい!! ロータリーなマークだワvv そう言えばバイクって、物にもよるけどエンジンの構造はロータリーと同じなんだよね。 色々と感慨深くなりながら練習。 その後、教官の後ろについて今日のおさらい。 内輪差を考えながらクランクを通過。 平均台の後に教習場内を1周、スラロームとS字、8の字に続く。 そしてフィニッシュ。 珍しく、ジ●ントルメンな教官の愛の激が飛ばないで終わった教習でしたが、最後に教官はしっかりと、とどめをさすことを忘れない。 「まずメリハリのある運転を行え。アクセルを吹かす時には吹かし、ブレーキのをかける時にはしっかり。それと同じように倒す所は倒す。確認はしっかり確実に。大型自体、車重はへヴィーでパワーがあるから常に正確な運転を心がけることが必要だ。……それとお前。下にスパッツ穿いてて良かったな。穿いてなかったらパンツ、見えてたぞ…」 はい、 ああ〜ぁ、 さいでっか(^^;) しかし、何とか無事3時間目終了。 家に帰って即行風呂に入り、体重計に乗ってみると3キロ減! 嬉しいような、悲しいような(^^;) 一段階 4時間目 本日のお天気 曇り 今日はジ●ントルメンな教官お休みの日。 教官は補習を見てもらったストイックを地で行くD教官。 そして本日同じ段階の方と2人で師事することに。 ほぼ次にある見極のチェックで時間が過ぎ、急制動を目標停止として行うことになりました。 今回、初流しの練習。 ウォーミングアップ終了後、見極めのスタート位置へ。 1周目は教官の後方を走行、次にもう1人の方と交代しながら数回の練習… オイ! そこでいきなり来るんかい!! 初心者同士、大きいバイクが止まる瞬間って、後ろから見ると怖いですね(^^;) うふふ…気をつけなくっちゃ。 D教官曰く私は、 「走れている。だがそれは乗れているというわけではなく、今のお前の走りは大型の走りじゃない。もっとしっかりメリハリをつけて運転しなさい」 なんだろう、この感じ。 誰かと重なるなぁ… と思った私。 ある意味、私をスランプ(補習)の道から救い出してくれた教官なので、一言一言が心に響きます。 D教官は「もう一度付いてこい」と模範練習を行ってくれた。 違う。 確かに、全然違う。 メリハリあるし、スムーズだし。 その後ろを付いて行ってそのラインをトレースするだけでも違う。 なんだろう。 教官だから上手くて当たり前なんだけど、この教官に言われることは凄く心に沁みる。 そう思ってやってみましたが、実際はやってみると全く全然、出来ませんでしたね。 1回で上手くなろうとするな、何度も、何度も、練習あるのみ。 バイクと向き合うのみ。 次はとうとう見極です。 一段階 5時間目 本日のお天気 晴れ さて、いよいよですよ!! いよいよ見極めですよ!! 免許獲得の大きな壁、見極め… 緊張気味に教習所入りしてあたりをキョロキョロ。 どうも今日の見極めは私1人らしい(^^;) いわゆるマンツーマンな見極めになるわけですが、本日の見極めはジ●ントルメンな教官ではなく、ストイックを地で行くD教官。 その後ろ姿に導かれ、本日の桧舞台へ。 D教官 「今日の見極めはハーレーで行う」 私 「はい!」 以下よりD教官、Dに省略 D 「肩の力を抜いて、おおらかな気分でいこう」 私 「はい!」 D 「まずはウォームアップだ、70%の力を出し切って外周を3周。それが終わったらスタート位置に着け」 私 「はい!」 D 「よし、行け!」 私 「はい!」 ……… D教官に言われると大丈夫な気がするのよねぇ… なんでだろ?? ひとり言を呟きながら教習コースの外周を回る私。 やっぱり、どこかで感じた事のあるようなこの気持ち。 う〜ん。 この時点でインカムをしていたことをすっかり忘れていた私の呟きは、既に司令塔にいるD教官に筒抜けであります。 そして、勿論、他の教官にも筒抜け。 私 「D教官、スタート位置につきます!」 D 「スタート位置に着いたら以下の課題でコースを回れ、見極め開始だ!」 私 「はい!」 D 「コース外周1周後、8の字、Sの字へと進み、パイロン。後に一本橋(平均台)、コース外周を1周し、2周目のストレートで緊急停止、周囲確認の後、クランクを通過してスタート地点に戻れ」 私 「了解いたしました!」 言われたとおりの課題をひとつひとつ、ゆっくりと確実にやり遂げる私。 しかしその間、私は呟き続けていた。 やっぱ、どっかでこんなこと、言ってた人がいたような… つか、誰だったかなぁ? う〜ん… う〜ん… なんだったかなぁ…?? 覚えている範囲ではこんなことを呟き続けていたと思います。 最後に緊急停車するために、コースの外周を回っていた時には大分緊張も緩み、ふとしたことを思い出しました。 そーいや今週のヤンマガ、読んでないなぁ… もちろん、この時の私、ひとり言ってます。 アニキは出てきたかなぁ… あっと、そろそろ緊急停車だった! って ん? んん? ………………あああああぁぁぁぁっっ!! そっか!!! D教官の口調と雰囲気って高橋兄に似てるんだわっっ!! 思い切りそんなことを呟きながら緊急停車! クランクを通過する間も笑いが止まりませんでした。 そして、何とかスタート地点に戻るとD教官が腕を組んで立っていました。 …それって、もろアニキ立ちじゃん(^^;)? とりあえず私の開口一番。 私 「ありがとうございます!!」 D教官を誰に重ねていたのか、知ってしまった私は心の動揺を隠してそう叫びました。 で、D教官はフンといった感じの開口一番、 D 「よくやったな●●、第一段階は合格だ」 私 「よ、よかったぁ(^^*)、ほんとD教官とジ●ントルメン教官のおかけです! 嬉しいです!!」 D 「お前も今日は大分リラックスしていたようだからな」 私 「はい」 D 「これは補足だが、合格と言ってもやはりパイロンには苦手意識があるようだ、今後も気をつけるように。それから…」 私 「はい」 もう、ひとり言っていたことなんかすっかり忘れている私へのD教官の一言。 D 「今週のヤンマガは頭文字D、休載だったぞ」 私 「は?」 D 「高橋涼介は出ていない」 私 「はぁ?」 D 「まあそう言うことだ」 D教官、最後にフッ、と笑って教官室に歩き出した。 今、これを書き記しながら冷静に思う。 過去、自動車教習中、無線車の中で歌を歌いながら教習していた私の過去を…(>_<;) やっぱり、あの時みたいに全部、そのまま聞かれてたんだろうな。 うふふふふ…(T-T) 何はともあれ第一段階終了ですヨ! 御目出度いですヨ! お赤飯でも食べて縁起を担ごうかなですヨ! 次は第二段階です(^^;) 二段階 1時間目 本日のお天気 曇り 大混迷を予測してた第2段階1時間目。 さあ、今日は何がやってくるのかしらとドキドキしながらスタートラインへ。 いつものジ●ントルメン教官。 そして今日のバイクはCB、久しぶりのような気がする、で、やっぱり大きい。 何となくだけどハーレの方がコンパクトのような気がする。 CBの何が大きいってタンクは大きいし、そのせいなのかハンドルが遠くて、これまたさらにそのせいなのかハンドルが広く感じたです。 今まで乗っていたZZR400はコンパクトにまとまったバイクだったのねぇ…と、実感しつつも、始動どおりの位置までバイクを引いていく。 お、重たい。 やっぱり重たい。 こう、腰にぐっと力入れないとダメ。 腕だけでは絶対に動かせないです(当たり前だって^^;)。 まずはクランクから。 ウォーミングUPナシでいきなりクランクから!! こんなことは初体験だよ!! 段階踏んだら難しくなるのは当たり前なんだろうけど!! うわ〜ん 怖いよォ… と、思いながらその先の指示を聞く。 順に交差点、障害物避け、車線変更。 最後の留めにSの字8の字。 さて始めるぞ、と始まったクランクは最初っから足をついて笑われ(ここは怒られるところでは? と、疑問に思いながらも、私は笑われた方が悔しいのです^^; 教官に私の性格見抜かれてます^^;)、もうボロボロ。 ジ●ントルメン教官にクランクは半クラでもっとメリハリつけようね、と笑われた。 で、一番やばかったのが交差点。 3速のまま停止してしまって、確認をもっと早くしないかゴルァ!! との指摘。 ご、ゴルァって…きょ、教官(^^;) とにかく御免なさい! と謝って、もう一度やり直し。 次は何とか1速まで落とせた…ホッ。 障害物をよけ、車線変更はパーフェクトだとほめられた。 これは小型の時から物凄く気を遣ってることだったので、ちょっと安心。 しかし油断は大敵です(^^;) Sの字と8の字もクリア。 やばかったのはクランクだけ。 無事判子をついてもらい、次の時間は雨が降るかも…ということで教習終了後、カッパを買いに行きました。 二段階 2時間目 本日のお天気 見紛うことなき雨 お外は雨、こんな憂鬱な日はないほどの土砂降り(^^;) こんな状態でバイクに乗って教習があるのかというと、あるんです… 二段階も残す所、予定では6時間、このままのペースで行かないと夏休みに入ってしまうのです。 そしたら学生一家がお出ましになり、夏コミ前に取得すること自体が危ぶまれてしまう! 教官はジ●ントルメン教官。 今日は雨の日だからしてCBに決定。 ウォーミングアップに外周5週!! 雨の日にそっちの方が厳しいですヨ! 教官!! しかし、私たち生徒は教官に言われたことを消化するしかないのでとりあえず頑張る!! と、女は度胸で力を入れた瞬間雷がゴロゴロゴロゴロ… って、雷ですか(・・;) ドンガラゴロゴロォォ!! ああ、近所の避雷針に落ちたのではないかというほどの地響きが足に伝わってきて、教官を見ましたが教官はいつもの笑顔で手を振っているだけ。 あ〜… 行ってきますぅ…… 稲光と雷の中、走ってきましたが、これまたフルフェイス越しの視界は最悪。 でも横殴りの雨で買ってきたカッパ大活躍(^^*)// って、喜んでいる場合じゃなくて! コ ワ イ ヨ ー も の す ご く コ ワ イ ヨ ォ ー (>_<) その後、ようやく教官登場。 外周ばかりをグルグル回りつつ、インカムを通して交通法規についての学習。 だけで終りかと思ったら障害物の回避。 雨 の 日 に で す か ! ? 教官の後ろについて、どうせ転ぶなら華麗に散ってみせるわ!! とTRY。 何とか回避できました(^^;) しかし、教官。 私 は 絶 対 に 雨 の 日 、 バ イ ク に 乗 り ま せ ん … 何とか無事、その日の教習が終了。 土砂降りの中での教習は初めてだし、怖いことだらけで、脱力している私めがけて、教官室からストイックを地で生きているD教官がやってきて一言。 「障害物を避ける場合、3秒前に合図、後方、前方確認後、十分前から反対車線に入り、すぐに合図を出し、障害物の横を通過後、すぐに確認、そして確認が確実に済んでから本線に戻るんだ」 今日はグルだったんですか、教官たち!! と私が叫んだら、二人ともニヤリ、と笑いました。 そしてD教官、トドメの一言。 「それから●●、今週の頭文字Dも休載だ、以上」 もはや何も言うまい、私。 二段階 3時間目 本日のお天気 曇り ここのところお天気が悪い。 急に雨が降ったり止んだり。 相変わらす変らないジ●ントルメン教官の指示に従い、急制動と波状路を繰り返して行う事に。 最初に急制動の練習。 1速で20km/h程度まで上げ、2速で35km/h程度まで、3速に入れると同時にアクセルoff… 40km/hなるので、その後目印のパイロン前で急制動。 結果を早いこといってしまえば、簡単にリアがロック!! ひ え ぇ ぇ ぇ ぇ ! こ ろ ん じ ゃ う よ ぉ ぉ ぉ ! ! と、叫んでしまいそうなお口にチャックするように歯を食いしばる私(T=T) いきなりフルでリアブレーキを踏み込んでいる私に教官、久しぶりの愛の激! 「こぉらぁ!! いきなりフルにする馬鹿がどこにいるんじゃぁ!! このマヌケ!!! ギアを踏みこんどるからそうなるんじゃぁ!!!!」 教官、いきなりフルにする馬鹿が、ここにいます(T=T)/ アタシ、アタシです!! ギアを踏み込むんだってギアを落としたくないんだもん!! それにギアを落さないように気をつけてると、今度はクラッチを切るのが遅くてエンジンが落ちてしまうのよ!! む し ろ 、 こ の 年 で エ ン ス ト な ん て 恥 か し い じ ゃ な い で す か ッ ! ! で、そんなわけで私の急制動はなかなか上達しませんでした…。 10〜15回くらい練習後、なんとかOKが…! その後初の波状路へ移動したんですがもう、急制動で体力を使い果たした私はまったく走りに切れのない状態。 波状路は平均台になっていて、脱輪するだろうなぁ…と、思いつつ、恐る恐る進入。 ええ、勿論。 3段進んだ後にベタに脱輪する私(^^;) そこに教官の愛の激。 「もっと勢いつけていかないと一生そこで転んでるだけだぞぉ! このへっぴり腰がぁ!! 人生は一度のつまづきで諦めちゃいかんと、中国の詩経でも言ってるだろうが!!」 きょ、教官!! 私詩経読んでますけど、その言葉がどこにあるか分かりません!! しかし、言われたとおり速度を上げて姿勢をなおすとすんなりクリア。 手を抜くなってことですね。 しかし、そこでタイムアウト。 絶体絶命だ、アタシ。 もしかしてバイク人生3回目の補習だろう、と、思っていたら、何とか判子はもらえましたヨ(T-T) 二段階 4・5時間目 本日のお天気 曇り 別にキャンセル待ちをしていたわけでもないけれど、教習所からお電話が入った。 「今日は朝イチで2時間通しで乗れるか来るか?」の一言に勢いよい返事をする。 本日の教官はジ●ントルメンな教官。 相変わらずCB750は大きいし、重く感じる。 いや、ただ単に朝早かったから寝ぼけているせいかもしれない…しかし、それにしては妙に重たい。 教習内容は急制動と波状路、スラロームと平均台の練習。 急制動はギアも3速のまま、エンジンも落さなくて止まるには止まれる様になっていました。 速度オーバーでギリギリに停止したりすることもありましたが、それでも止まれたんだから合格ラインだろうと言うことでした。 波状路はへっぴり腰になってるのが自分でもわかる位だったので、センタースタンドを立てて基本の姿勢を教えてもらう。 姿勢はまず腰を浮かせ、胸は張りますが腕は曲げておき、視線は斜め前。 唯一、波状路だけ、ニーグリップは緩めにするのがコツ。 言葉にするのは簡単だけど、やってみるとこれまたガタイのでかい私でも、厳しいスタイル。 ガタイがよくても腕が短いので意味がないのか(^^;) 教官曰く、 「男だともっとわかりやすい説明方法があるんだけどなぁ、股●とか袋とか…。お前、一応レディだしな、そんなものは付いてないからなぁ」 私 「教官、女性限定で何か説明用語を用意しておいて下さい」 教官 「俺は男だからなぁ、一応レディのお前が考えろ。これでも俺はお前に目をかけてんだぞ、最初の頃から見たら大分上手くなったぞ。これ、おだてじゃないぞ。お前の場合、多々、勘に頼ってる部分あるけどな」 私 「私、車もバイクも感覚派なんです。理論とか技の名前とか試験に出てきても答えられませんから」 教官 「お前、バイクに乗って何年経つ?」 私 「今年で14年です」 教官 「ああ、俺も年をとるはずだねぇ」 私 「教官、話が反れてます」 教官 「おっと、そうだった。で、何だったかねぇ?」 私 「もういいです(T-T)」 その次にスラロームと一本橋に移動。 スラロームの方はまだ多少ニーグリップが甘い。 パイロンを愛しているが故の狼藉(^^;)も、今回はなく。 教官曰く、 「お前もようやく身の程が分かったようだな。 パイロン相手では恋は実らない。 儚い初恋と思い、しかしながら強い意志(おそらくニーグリップのこと)で遠巻きに(おそらく目線のこと)、見守る。 これぞオトメの「恋」の真骨頂だ」 私、確かに感覚派だけど…(^^;) いや、何…なんていうか。 この教官、根は悪い人じゃない。 そう、決して。 私がいつも変に緊張する方だから、きっと心を和ませてくれているんだろうと、何をいわれてもそう思うことに…。 かくて4時間目の教習が終わり、室内に移動して、大型免許教習で唯一というシミュレーターへ移動。 今思えば中免を取得する時に最も苦手だったのはシミュレーターです。 ディスプレイに映し出されるCGに目が付いて行かないのです(^^;) しかし、車と違い、仮免を受けて外に出る教習がない二輪免許。 一般道へ出れない分、一般道で考えられる危険予測・認知などはシミュレーターで行うのです。 これは法律で決まっているからしょうがないことなのだけど、私はこれをやった後、目が痛くなるのがキツイ。 目薬を点眼して、いざ指定された席へ。 しかし、このシミュレーター…まっすぐ進むのが至難の技。 小型の中免の時も、これで真直ぐ進めなくてギリギリの判子をもらったことやなんかを思い出す。 あれから私も成長したのか、真直ぐいけているようです。 そして急制動、前ブレーキ9に対して、後ろブレーキ1の割合で。 出 来 て ま し た (T=T) ブラボ〜! アタクシ!! 中免の時はロックしたのよねぇ… 危険予測は一度走った事があるので回避は出来ました、つか、コースが変わってない(^^;) 私はこれで3回目なので、全く余裕。 二段階 6時間目 本日のお天気 曇り 練習課題は交通法規。 教官はジ●ントルメンな教官。 コースをグルグル周りながら色んなパターン教えてもらいました。 シミュレーターより断然、いいですね。 実際事故がよく起きるというパターンで、いくつか教習。 予知・認知・確認など、みっちり叩き込まれた後、余った時間で教官がライディング技を披露。 拍手してしまった、やっぱり上手い(←あたりまえ^^;)。 二段階 7時間目 本日のお天気 晴れ 本日は最後の実技「見極め」です。 教官はジ●ントルメンな教官とストイックを地で行くD教官。 バイクを出し、スタート地点に止めて最後のコース確認。 ジ●トルメン教官(以下より教官J)、 「今日で最後になるといいな」 私 「うわ! わざと緊張させてるでしょ!!」 教官J 「あ、分かった? まあ、肩の力抜いて頑張っていこうや」 D教官 「……卒業検定は一度しか回らない、見極めの一周目が一番大事だ、行け」 ウォームアップを行った後見極めが始まりました。 一度だけ…確かに。 心地よい緊張が身体を動かす。 一本橋や急制動、スラローム、悪路等。 心地よい緊張の中で私の見極めはスタートしました。 言われたことを思い出しながら、動きにメリハリを心がけ、バイクを労わるように、その労わりはやがて、自分にも返ってくる。 無事一周走り終えてスタート位置に戻った時、2人の教官から頂いた講評は「今の調子で行けば大丈夫」でした。 そのまま、後二周。 最後の一周を回り、見極めが終わりました。 どうにか合格点をもらい全日程を終了。 卒業検定 本日のお天気 曇り 卒業検定の日がやってきました。 カウンターで卒業検定の受付。 そして主任教官であるD教官(主任だったのね! ^^;)から1人ずつ名前を呼ばれ、第1教室の席へ。 私は5番目の受験になりました。 先ず、検定車両の番号を発表された後、検定時の注意事項を説明。 説明が終わったら皆でロビーへ移動し、検定車両にて一周だけウォーミングアップがてら車両の特性をみる為に走る。 私の心の中に、小型をとる時も中免をとる時もあった、あの大きな緊張は、恐ろしいほどありませんでした。 ウォーミングアップの一周を、これほど穏やかな心境で迎えたことはありませんでした。 そして検定開始。 私は5番目、前の人が終わるまでコース横で待つ事になり、皆無口でした。 1人目、2人目と、検定を受けている人が目の前を過ぎてゆき、時計を見たら1時間経過していました。 自分の番です。 ずっと立っていたのに、不思議と疲れはない。 バイクに手をかけ、ハンドルをまっすぐにして、バイクを立ち上げ、サイドスタンドをはね上げ。 後方確認後、バイクに跨りフットブレーキ。 ミラーを会わせた後、キーをONに回し、クラッチレバーを握り、ニュートラルを確認した後、エンジンを始動。 ローギアにいれてウィンカーを出して、後方確認後スタート。 この教習所は地方の教習所だけれど第一コーナーまでが40mもない。 第一コーナーを曲がり大きく深呼吸したのを覚えています。 踏み切りで一反停止し、慎重に本線へ。 一周ぐるりと回り、直線道路では指定速度の40km/h。 3速だけで充分の道のり。 悪路。 対向車が来ていない事を確認し、一定のスピードを保ちながら1速で進入。 遅すぎるとバランスを崩して脱輪してしまい一発失格になる。 アクセルをリズミカルに。 小回りをし、180度転回後を慎重に決め、次の一本橋へ移動した。 1速で慎重に進入、乗った瞬間にクラッチを切り、素早く半クラッチ、後は面倒くさがらずこまめに、リズミカルにアクセルをまわす。 フットブレーキを使い、規定の10秒以上になるように慎重に通過。 スラローム。 2速でクラッチをつないだまま、リズミカルにアクセルをふかす。 リーンアウトを心がけ、最後のパイロンを抜けた後もきっちりとアクセルを吹かして通過。 コーナーに入る一車分手前までに十分減速後、2速でコーナーへ、交差点進入。 S字。 障害物回避・確認しながら本線に戻らず、しっかり確認、速度は遅くて良いので、前を見てちょっと走る。 クランク。 クランクでは確実に倒し、半クラッチで立ち上げる。 見通しの悪い交差点では前輪が出ないくらいで一旦停止、左右を確認して少しタイヤを出して停止、確認後スタート。 確認は慎重すぎる程に。 坂道は2速でエンブレ状態、ストレートで急制動。 1速で35km/h程度まであげ、2、3速、そしてパイロンを過ぎて急停止。 エンジンが止まる直前にクラッチを切り、1速に戻した後、ウィンカー。 後方確認後再スタート。 最後に坂道発進、無論再スタート前には後方確認。 坂道を通過後、ウィンカーを左にだし、スタート地点へ戻る。 最後にギアをニュートラルにして、エンジンOFF。 後方確認後、バイクを降りる。 サイドスタンドを立て、ハンドルを左に切って終了。 管制塔、スタート地点にいる教官に一礼をしておしまい。 終わったんだという感覚と、これからだという感覚で、ロビーに戻る。 ロビーでは緊張の瞬間を終えた人々が、期待したり後悔したり、バイク談義に花を咲かせていました。 「本日の卒業検定受検者は第1教室入って下さい」と放送がかかり、皆で教室へ。 担当教官だったジ●ントルメン教官からの結果発表。 「合格だ」 そして、講評。 「君は明るいけど何かと緊張しやすい。だが、君はもうバイカーとしてはベテランの部類に入るのだし、もっと自信を持ち、ゆったり運転するといい。メリハリもあって貫禄十分のライディングだった。文句なしの合格だ」 ここまで、自分のバイク人生でここまでほめてもらえたことはなかったです。 思わず涙が浮かんできました。 この日、大型免許試験を受けた人は全員合格。 最後にD教官から書類の説明、SDカードの説明、所長さんの挨拶が終わり、全ての行程が終了。 その後、私はジ●ントルメン教官とD教官のもとへ。 ありがとう御座いましたといった後、どうしても聴きたいことがあって聞いてみた。 私 「ジ●ントルメン教官って、湘爆の●●さん目指してませんか?」 教官J 「おうよ」 私 「やっぱり、こんなお店が金沢にあるって知ってます?」 ポケットから携帯を取り出し、下の画像を見せる。 ![]() ↑石川県金沢市にあるお店、本当にあるんですヨ。 教官J 「ナヌッ! 俺の携帯に写メしてくれ、俺の生涯のお守りにする!! できれば住所やなんかの詳細を忘れるな。ああ、そうだ、ここはバイクで乗り付けられる場所か?」 私 「バイクは無理だと思います、営業時間は夕方からです。飲み屋街に近いところですよ」 この後、D教官の衝撃に告白と共に、この大型免許取得のための教習所通いは終わりました。 後日談 免許交付 免許交付は16:00までに行けばいいとのこと。 しかしギリで針●に行くのも嫌だったので、昼過ぎには家を出た。 今日でお別れになるKAWASAKI ZZR400に跨り、国道に進路を向けた。 このZZR400は、もともと乗っていた方の息子さんに譲ることになったのだ。 明日から、私の単車はKAWASAKI GPZ 750R。 昭和59年初年登録の兵。 青とシルバーのツートン、巷ではA2と呼ばれているらしい。 そのバイクは私がバイクに乗りたいと思った、元凶のバイク。 元を正せばNINJAと言うバイクを好きになったから、私はKAWASAKI好きぃーになった。 SUZUKIのGSX-Sにも強烈な憧れを抱いていたけれど、一昨年、こっそりとストレートでハンドルを握った時、乗るのを諦めた。 HONDAのCBR、黒色にも憧れたけど、あれは私が今まで乗ったバイクの中で一番、きつかった。 250ですら信号機で止まると、信号が見えないほど前傾なんだもん(^^;) ガタイはいいけどチビな私には無理…。 そういえば、某小説のキャラ・里●十九朗に憧れてこのバイクに乗りたいと言ったら笑われたっけなぁ。 等など。 感慨深い14年間を振り返りながら、14時過ぎに免許センターに到着。 受付→資料作成→視力検査→写真撮影を済ませ免許が交付されるのを待つ。 そして15:30、免許交付。 無事、大自二の所にマークが入りました。 文末になりましたが、ここまで来るにあたりご指導下さった、諸教官の方々。 そして、「内緒だよ」といって小型免許を取るときに判を付いてくれた、今は亡き父。 私が嘘を付いてまで免許を取ってしまって、一杯心配をかけてしまった母。 初心者の私に、250、400のZZRをくれた上に、メンテや基本的な乗り方を教えてくれたKさん。 バイクのバの字も知らなかった私に、1台1台のバイクを指差しては、バイクの名前やエンジンの構造を教えてくれたTさん兄弟。 事ある度にツーリングへ連れ出してくれたRさん。 いつかツーリングに、その約束を果たせぬまま逝ってしまったNちゃん。 バイクに乗る私を、時には真摯な態度で、時には優しく見守ってくれたAへ。 本当にありがとう。 皆のおかげで、私はバイクに乗ることが出来ます。 これからも事故のないよう、気を引き締めてバイクに乗ります(^^*) こちらを見て下さった皆様へ。 ご清聴、感謝いたします。 2004.7.30 TEXT by yho ONMAE |
Fot by kawasaki GPZ ninja750