地雷17776hit

by Rin TAKAMINE




美男と美獣・・・?





「運命」
 そのたった二文字の中に、いったいどれだけのデータが含まれているというのか。

そして、この二人の出会いも。

まさしく「運命」





 歓迎も兼ねた忘年会が終わったのは、とっくに日付も変わった夜遅くだった。
 翌日が休みの所為なのか誰一人帰ろう等とは言わず、また次の店へ行くという誘いを片付けがあるといって断り、主賓でありながら先に帰る詫びを残して涼介は一週間だけの同僚たちと別れた。
 人気のない商店街をゆっくりとした足取りで歩く。
 そんなに飲んだ憶えもないが、体がふわりふわりとするところから、やや酔っているらしい。
 しかし、悪い酒ではなかったので、気分はよかった。
 一週間だけの仮の住まいには、多くはないが、少なくもないという荷物が届いている。明日、起きたらどう片付けようかと思いつつ昼間には人で賑わうであろう広い道をのんびりと歩いた。

 不意にどさり,という物が崩れたような音が耳に入り、反射的に音のしたほうへ首を向ける。
 そこには、南京街へと抜ける細い路地が有るばかりで先は暗く、何も見えなかった。
 大方、積んであるゴミか荷物が崩れたのであろうと判断したが、何となく気になり涼介はその細い路地へ足を向けた。
 その路地は照明もなかったため暗く、先のほうに南京街のネオンの灯りがちかちかと見えるくらいで、ほかはすべて黒いシルエットと化してしまいどのような物が置いてあるのかも区別がつかなかった。
 闇に慣れるべく目を細めて様子を窺いつつ路地の中へ足を踏み入れる。こつこつと、広い道では気にならなかった足音が今はとても気にかかる。
 数歩歩いた先にやや大きめの影が目に入り、思わず足をとめて様子を窺う。
「誰か、いるのか・・・?」
 いないであろう事はわかっていても、声を出してしまう。
 少し待ってみても何一つ物音がしなかったため、やはり荷物が崩れただけかと溜息をつき、こんな小さな事を気にかけてしまう気の小ささに自嘲の笑みを浮かべる。
 何もないのなら問題は無いので、さっさと帰ってしまおうと踵を返して一歩踏み出した途端に後ろでとさっと小さな音がした。
 今度はさすがに涼介もおかしいと思い、再び路地の奥へと足を向けると先ほどの黒い影のほうへ歩み寄った。
「いるんだろ?出て来いよ。」
 出て来いとはいいつつも出るのを待たずに涼介は黒い影の裏へと回り込み、覗き込んだ。
 そしてそこに見つけたのは、薄暗い中で印象的にきらめく二つの瞳だった。
 その瞳は警戒心を剥き出しにしてじっと涼介をにらみつけ、涼介が危害を加える人間であるかどうか窺っている。
 涼介は隠れていたものが思っていたよりも小さいものだったことに安堵して、警戒を解かせるべく座り込み、目線を合わせた。
「どうしたんだ、こんなとこで。迷子にでもなったのか?」
 話し掛けながら、右手を差し伸べると、おびえたように後ろへ下がる。涼介はそれ以上は動かずにじっと警戒が解けるのを待った。
 暫くそうして待っていると、涼介が何も危害を加えないことがわかったのか少し右手に近づいてそれでも様子を窺うように涼介をじっと見つめた。
「おいで。」
 そう涼介がいうと、ゆっくり動いて涼介の右手に頭を擦り付けた。
 涼介は怯えさせないよう慎重に右手を動かし擦り寄ってきた小さな頭を撫でる。そして残る左手をそっと差し出してその小さな生き物を抱え上げた。
 「軽いな・・・。ちゃんと飯、食ってるか?」
 その猫はそう聞きたくなるくらい軽く、やせていた。
 涼介は不憫に思ったその猫を、とりあえず今日だけでも暖かい寝床で休ませてやろうと連れて帰ることにした。

「悪いな。まだ片付いてないんだ。」
 家に帰った涼介は、ごちゃごちゃとした部屋の中で唯一何も乗っていないベッドの上にその猫を置くと少しふざけて話し掛けながらサイドボードの明かりをつけた。
 明かりの中でよく見ると、後ろ足に怪我をしていたことに気がつく。
 そんなに大きくはないが、厳しい野良の生存競争の中では生き抜くことが難しいであろう。
 かといって、このまま飼うこともできない。
 涼介はどうしたものかと考えつつ、怪我の治療をしてやる。その間、猫は暴れることもなくおとなしくしていた。
 治療を終わらせると涼介はとりあえず寝て、それからまた考えようと結論を出し、そのまま着替えもせずにベッドの中に入り込んだ。


 にゃあ
 聞きなれない音に目を覚ます。
 ・・・猫を拾ったんだった。昨日のことを思い出して涼介は目をあけた。
 横に目をやるとその猫は涼介の耳元にいて、目をあけたのに気づいた猫は、またにゃあと鳴いて涼介の頬をなめた。
「おはよう。よく眠れたか?」
 涼介は右手を蒲団から出し猫の喉をくすぐると猫は気持ちよさそうに目を細め、ぐるぐると喉を鳴らした。
枕もとの時計を見るとすでに日が高く昇っている時間であったため、猫はかなり腹を空かしているのではないかと推測した涼介はとりあえず起き上がり、冷蔵庫の扉を開ける。
 しかし冷蔵庫の中には猫が食べられそうなものが入っておらず、涼介は近くにあったコンビニへ行こうかと昨日着たままであった服を着替えることにした。
 その間猫はおとなしくベッドに座っていたが涼介が着替え始めたのを見て不安に思ったのか、にゃあと鳴いて立ち上がった。
 涼介は着替える手を止めると猫のほうへ近づき、頭を撫でて笑った。
「お前の飯を買いに行くだけだよ。心配すんな。」
 そういうと、まるで言葉がわかったかのようににゃ、と鳴いた猫は頭を撫でる大きな手に小さな頭を擦り付けた。
涼 介はその姿に微笑むと一度大きく撫でたあと、再び着替え始めた。


「ただいま」
 待っているのが人間ではないとわかっていてもつい声に出してしまう自分に、涼介は思わず苦笑する。
お帰りというように、にゃあと鳴いて擦り寄ってくるからかもしれない。
 初めて会ってからすでに四日の時が過ぎている。
 猫は初日だけまさしく猫をかぶっていたようで、次の日にはもう有り余る元気を持て余すかのように走り回っていた。
 もともとはどこかの飼い猫だったのか躾けられていて、なんとトイレはきちんとトイレ(しかも便器)でするのである。
 涼介ははじめて見たときは驚き、それ以来トイレのドアを開けて出かけるようになった。
 ほかにも風呂好きだったり、爪は研がなかったりと、猫らしくない猫だと涼介は不思議な気持ちを抱いていた。
 晩飯を食べ終え、以前録画したカーレースを見ていた涼介が足元にぬくもりを感じて見下ろすと、猫が首を伸ばしてテレビ画面を凝視していることに気がついた。
 猫は動くものを追いかける習性があるため、右に左にと走り回る車が気になるのかもしれない、と思った涼介は手を伸ばして猫を抱き上げてひざの上に下ろしてやる。
 画面と同じ目線になって見やすくなったことに礼をいうように涼介の顔を見て一声鳴いた猫は再びじっと画面を凝視し始めた。
「おもしろいか?」
 身じろぎ一つしないでテレビを見続ける猫に涼介はなんとなく話し掛けてみると、猫はにゃぁ、と返事をした。その鳴き声があまりにも上の空、といった感じの鳴き方だったことに涼介は思わず笑ってしまった。
 笑ったことで体が上下にゆれたため、猫がいぶかしげに見上げてきたので涼介は微笑いかけながら猫の頭を撫でた。
「すまん、見難かったか?」
 涼介は猫が見やすく、かつ自分が見やすいように座りなおすと、猫は涼介のひざの上で丸くなりながらも目線はじっと画面を見ていた。
 それから、そのビデオが終わるまで猫はじっと画面を見続けていた。


 だいぶ時間も遅くなったので寝ようかと涼介は猫を抱き上げて寝室へ行こうとしたところで携帯が鳴り出した。
 画面を見るといとこの緒美からだったので通話ボタンを押して耳にあてると、緒美はすぐに怒ったような大きな声でしゃべり始めた。
「ちょっと、涼兄?!何回か電話したんだよ!どうして出なかったの?!」
 その剣幕と大きな声に思わず受話器を耳から放して遠ざける。
 そういえば何件か履歴が残っていた気がするが、かけなおすのを忘れていた。
 緒美は暫くぎゃあぎゃあと何かいっているが、涼介の返事が一度もないことに気づいたのか「ちゃんと聞いてる?」と問い掛けてきたので、涼介は受話器を耳にあてて返事をした。
「そんな大きな声出さなくても聞こえてる。すまんな、なかなか忙しくてかけられなかったんだ。ところで、何かあったのか、こんな遅くにかけてくるなんて。」
 そう涼介が問い掛けると、緒美は「そう、それ!」と要件を思い出したのか再び大きな声を出した。
「涼兄、猫飼い始めたの?おじさんから聞いたよ。」
 父親に用事ついでに電話で話したことを聞いたようである。
「飼ってるんじゃなくて拾ったんだ。怪我してたからな。」
 そう訂正して返事をすると、「どっちでもいいよ〜」と返してきた。
「名前は?まさか涼兄、付けてないなんていわないよね?」
 付けていない、というと、緒美ははー、と溜息をついた。
「だめだよぉ!かわいそうじゃない。・・・じゃあ、緒美がつけていい?実は涼兄がそういうと思って、考えといたんだ!」
 えへっと笑った緒美に涼介は苦笑しながら了承した。
 昔からこの従妹は関心がないことには無頓着な涼介の性格に気づいていて、さりげなく(時には押し付けで)フォローの手を入れてくれるのである。
 そのおかげで助かる面が多いため、涼介には結構ありがたい存在である。
「んとねぇ、涼兄の名前がおじさんから取ったんでしょ?だから、おばさんの名前からとって啓介、っていうの。・・・変かなぁ?」
 そういった後慌てて、オスだったらね、と続けた緒美に笑いながら涼介はオスであることを告げた。
 涼介は啓介か、とつぶやいて話題の主である猫を見ると、自分の話題であることがわかったかのようにこちらを見ている猫と目が合った。
 あいている片手で頭を撫でてやりながらもう一度啓介、とつぶやくと、悪くない・・・どころかぴったりな感じがしてくる。
「どうかな、涼兄。」
 黙りこんだ涼介に緒美が声をかけると、涼介はいいんじゃないか、と了承の返事を返した。
「ほんと!じゃあ、啓介に決まりね。となれば涼兄、必ず連れて帰ってきてよ!せっかく名前もついたんだし、おいて帰って来たりなんかしたらまた取りに行かせるから!」
 お土産待ってるから、といって緒美から通話を終わらせた。
 涼介は携帯を置くと猫を抱き上げてソファに座ると猫を目線の高さに持ち上げた。
「名前ついたぞ、よかったな。今日からお前は啓介だそうだ。ついでといってはなんだが、従妹からお前を連れて帰って来いと命令が下った。ここより寒いとこだが、一緒に帰るか?」
 どうする?と聞くと、猫   啓介は急にじたばたと暴れ出した。
 強く抱きすぎたのかと涼介はひざの上に降ろすと啓介はソファの背を使って涼介の肩に飛び乗り、涼介の耳元でにゃあと鳴いた。
 涼介は啓介が落ちないように片手で支えると、啓介はまたにゃあと鳴いて涼介の頬を嘗め前足を伸ばし爪を立てずに涼介の頬を掻く。
 その頬を嘗める舌のさりっとした感触は不快なものではなく、涼介は微笑を浮かべると支えている手で啓介の体を撫でる。
「どうした、啓介?俺の顔に何かついてるか?」
 涼介が振り返ると啓介は身を乗り出し、涼介の唇の端にちょんと軽く自分の口をつけた。
 途端にバランスを崩して落ちそうになった啓介を抱きとめようとした瞬間、涼介は眼もくらむほどの閃光を浴びてその動きを止めてしまった。
 直後にどさっと言うものが落ちる音と、ひざの上にかなりな重量の物が落ちてきたのを感じる。


 眩暈が収まり、徐々に視界が戻ってくると目の前にぼんやりとひざに乗ったものの正体が見えてきた。
 それが人の形をしていて、首を傾げて「大丈夫?」など声をかけてくることに驚く。
 覗きこんでくるのは歳が二十歳過ぎくらいか、金色の髪を逆立てて切れ上がった一重瞼の、全体的に見目の整った青年だった。
「・・・誰だ?どうやってここに入ってきた・・・?」
 猫が消えていることに気づかずに涼介は目の前の青年に問い掛ける。
 青年は困ったように笑いながら頬を掻いた。
「えっと、俺、さっきの猫なんだけど・・・。わかんないよな。」
 涼介は周りを見回して猫がいないことに気がつくと、改めて青年を見つめる。
 当然見た目はぜんぜん違うが、なんとなく纏っている雰囲気が猫の物と似ている気はしないでもない。
 かといってこのまま信用してもいいものかと涼介は頭の中で考える。
 すると青年は足を指差した。そこには猫がしていたのと同じような傷がある。
「・・・とりあえず、君がさっきの猫だとして。どうやってあんな物に?現実的ではないが。」
 驚きが去って思考回路が戻ってきた涼介はとりあえず経緯を尋ねてみた。
 啓介曰く。

 数ヶ月前たまたま中華街で遊び歩いていたとき、細い路地の中に店を見つけて中に入った。
 中には使用方法もわからないような得体の知れないものがたくさんあり、その中にあった一つを取り上げて弄っていたら壊れてしまった。
 そこに店の主人が出てきて謝ったが許してもらえず、さらに変な匂いがして気を失い、次に眼がさめたらこんな姿だったと。
 書置きがあり読んでみると、いい飼い主ができるまでその姿で反省しろ。戻る方法はそのうちわかる。
 それだけ書かれた紙を怒りのあまり爪で引き裂いた後、とにかく元に戻るためにいろいろな人間に飼われて見たがだめだった。
 何人か目の飼い主の所を抜け出し、歩き回っていたところ、縄張りを荒らされたと思ったそこのボス猫に喧嘩を吹っかけられ、傷を負って倒れそうになっていたところに涼介が現れた。

「一目会ったときに、かっこいいなぁ、って思って。で、この人なら戻れるかもって思ったんだ。そしたらほんとに拾ってくれて。うれしかったなぁ。で、まだ四日しか経ってないけど、一緒にいてすごく楽しかったし、車とか好きなんだなって、あ、俺も車大好きなんだ!それから、名前、付けてもらったのもうれしかった。啓介、いい名前だね。従妹の子?にお礼言いたい。」
 そこまで一気に喋って疲れたのか青年はふうと溜息を一つついた。
 そしてなぜか顔を赤くして言い難そうに先を続けた。
「・・・で、一緒に連れて帰ってくれるって言ってもらえて、すっごく嬉しくて。抱きつけないしどうせ猫のままならいっそちゅーしちゃえ・・って、したら戻った。」
 自分で言ってて恥ずかしくなったのか、目元を赤くして下を向いた青年を涼介はかわいいと思った。そして、このまま連れて帰りたい、自分の物にしたいとも思った。
 こんな衝動があるなんて、自分でも驚いてしまう。
 氏素性も知れない、しかも同性だというのに。
 自分にはあまり一般常識というものが当てはまらない、と周りから常々言われ続けてきたのもなんとなく理解できた気がする。あまり嬉しくはないが。
 とりあえず、青年を口説き落とすところから始めなければな、と早々と頭を切り替えた涼介はさりげなく青年の腰に手をまわし、ひざの上から降りることができないようにしてしまう。
「経緯はわかった。・・・で、元に戻れたのは良かったが、これからどうする?家に帰ってしまうのか?」
 少し残念そうな響きを持たせて涼介が言うと、青年ははっとしたように顔を上げたあと、また俯いてしまった。
「家はないんだ。親もだいぶ前に死んだし、親戚は俺のことお荷物だと思ってるし。何年か前からずっと友達のとこ泊まり歩いてた。」
 肩を落としてうつむく青年を、涼介は思わず抱き寄せる。
「家へくるか・・・?共働きの両親と、時折遊びにくる従妹がいるだけの家だが、お前の居場所くらいは充分確保できる。」
 思わず口から出た言葉だが、涼介としては自分を誉めてやりたいくらいだった。よく言った、自分。
 その言葉は効果的だったようで、青年は吃驚したように顔を上げ、次いで心から嬉しそうに顔を綻ばせた。
「ほんとに・・・?いいの、行っても。俺、何にもできないぜ?学校もろくにいってないし。」
 自分で言った言葉に傷ついたのか、再び顔を曇らせる。涼介は青年の頬に手を添えて顔を上げさせると、微笑みかけた。
「いいんだ。なにもしなくて。きっと俺の親父もお袋もお前の事気に入るから。俺の傍にいてくれればいいよ。」
 遺伝なのかどうかは知らないが、涼介とその父親の趣味はかなり似通っている。当然、青年のことは気に入るに違いない事はわかりきったことである。 
 生い立ちを話せば母親も確実に賛成してくれる。渋ったら自分がいい含めるだけの話だ。と、涼介はかなり強引なことを考えていた。
「・・・ありがとうっ!俺、やっかいになる。何でもするよ!」
 全開の笑顔で飛びついてきた青年を抱きとめながら涼介は連れて帰ったあとの騒ぎを考えて苦笑した。
 親父とお袋はいい、どうとでもなる・・・が、緒美はどうだろうか・・・?
 意外と面白がってあれこれやってくれるかもしれないな。
 そう考えていると、涼介はふと失念していたことを思い出した。
「ところで、名前は?」
 青年はあっさり「啓介でいい」といった。
「前の名前なんて、親戚がつけたどうでもいい名前だし。それに、啓介って気に入ったんだ。その・・・ほんとの兄弟みたいな感じがするし。」
 後半をはにかみながら言う青年・・・いや啓介に、涼介はそうか、といって笑って手を差し出した。
「よろしくな、啓介。俺のことは呼び捨てでもなんでも好きな呼び方でいいから。」
 そういうと啓介は差し出された手を握り返しながら再び顔を赤らめた。
「じゃあ、アニキって言うの、だめかな・・・?兄弟って言うの、憧れてたから。」
 涼介は、兄弟以上の関係を目指しているわけだが、そうあせることもないかと思い直し、了承することにした。
 幸い時間だけはいくらでもあることだし、と。
 改めてよろしくと握手をしたところで啓介がくしゃみをした。
 二人ともうっかり忘れていたのだが、啓介は猫からもとの姿に戻ったので当然裸である。
「とりあえず、服貸して、・・・アニキ。」
 少しだけ恥ずかしそうに言う啓介に、涼介はふっと笑って啓介の肩を抱き寄せた。
「別にこのままベッドに入って寝るか?俺はかまわない。目の保養になるからそのままでいいじゃねぇか。」
 にやりと笑う涼介に啓介は真っ赤になって首を振った。
「俺がかまうから!頼むから服貸して!って言うか、なんかさっきと人がちがわねぇ?!」
「失礼な。どっちも俺だ。はやく慣れてくれよ、啓介。」
 本当に付いていっても大丈夫なのかといまさらながら考えてしまう啓介だった・・・。


 End























 高嶺様よりいただきました『美女と野獣・・・?』
 高嶺様いわく、
 パラレル、というよりはなんだかオリジュネ名前だけ変えました状態なんですけど・・・
 しかもかなり詰め込み状態で・・・ほんとに重ね重ね申し訳が・・・(泣)
 しかもなんか、神戸なんてほとんど出てこないし〜(爆)

 とおっしゃる高嶺様ですが、私は思わず含み笑い。
 すごく嬉しいんですvv
 このSSの世界観、そしてシャープなイラストまでつけていただけて〜〜〜!!
 ありがとう御座います。
 そして一瞬なりと我が家のの猫が啓介なら・・・と、思わず思ってしまった御前でした(^^*)